平成27年度早稲田大学法科大学院入試、民事訴訟法のポイント解説

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形式

本問は、事例問題が1題の出題であり、事例は簡潔なものが用いられています。

出題形式としては、標準的なものだといえるでしょう。また、「弁論主義の観点から、この判決について論じなさい」と、解答の方向性も問題文で指示されているので、受験生にとっては取り組みやすい問題であったと推測されます。

早稲田大学法科大学院の入試においては、民事訴訟法と刑事訴訟法を合わせて2時間の試験時間となっており、時間の管理が重要になってくることに注意が必要です。

解答の大枠

まずは、弁論主義第1テーゼの意義を正確に記述することが必要です。そのうえで、弁論主義の適用範囲、主張責任、主要事実と間接事実の区別といった論点を検討していくことになるでしょう。

答案においては、弁論主義に関する原理・原則の文量が多くなると思われ、一行問題への解答に近いものになると思われます。本問においてはそのような解答が適切であると考えられますが、事例問題である以上、事実をあてはめて結論を導くところまで記述することも求められます。

論点

まず、弁論主義第1テーゼの意義を正確に記述したうえで、主張と証拠の峻別について言及すべきでしょう。

次に、弁論主義が適用される「事実」の範囲について論ずる必要があります。ここでは、通説・判例の理解に沿って答案を書けばよいと考えられます。その後は、AのBに対する請求について、返済期限猶予の主張責任がいずれにあるか、主要事実は何であるかを論ずることになるでしょう。ここでも、通説・判例の理解をもとに論じていただければ大丈夫です。

総評

本問は、民事訴訟法の基本的な概念について、受験生の理解を問う良問だといえるでしょう。このような問題に対応するためには、日頃より、考える勉強を続ける必要があります。

考える勉強をすることは、司法試験・予備試験の民事訴訟法においても必要不可欠なことであるので、先の試験も見据え、基本的な概念についてはしっかりと理解するようにしたいところです。

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