木村草太「LIVE解説講義本 憲法」の特徴と評価

LIVE解説講義本 憲法

「LIVE解説講義本 憲法」の特徴

本書は、辰巳法律研究所での講義をもとに、司法試験の過去問について解説したものです。第1部では、総論として、憲法上の主張の組み立て方について、平成18年の過去問を用いながら記載されています。第2部では、平成19年以降の過去問を具体的に検討されています。また、合格者の参考答案もついています。

憲法の答案は、100人いれば100通りの書き方があるなどと言われるように、自分なりの答案の書き方のスタイルを確立しておかないと、主張の対立点が明確にならないまま、ただ事実を羅列するだけの答案になってしまうおそれがあります。

第1部の総論部分では、自由権、請求権、平等権について、どのように憲法上の主張を組み立てるべきか、記載されています。文章は、ですます調であるため、実際に講義を受けているような感覚で読み進めることができます。

また、違憲審査基準を5つに分け、その使い分けについても解説されており、試験ですぐ使える要素が多いです。

「LIVE解説講義本 憲法」の評価は?

短答式対策において

短答式対策として使用するのは、目的が違うように思われます。判例知識や条文が多く問われる憲法の短答式試験においては、学説や判例を学習することがもっとも効果的と思われます。

法科大学院入試対策において

法科大学院入試対策としても本書は適切な対策が立てるのに役立つと思われます。法科大学院入試問題でも検討することは憲法上の問題点であるため、頭の使い方は、予備試験・司法試験と同様であるといえるからです。

司法試験・予備試験対策において

本書は、まさに予備試験・司法試験対策の書籍であるため、憲法の対策をするには最適なものといえます。憲法の論文式試験では、原告と被告の主張の対立点を明らかにして、自らの見解を述べる形式が多いため、この対立点をどのように抽出し、どのように示していくのか、あらかじめ準備しておく必要があります。

本書では、原告でどのような主張を記載するのか、被告側からはどう反論するか、そして私見ではどう判断するか、など細かく記載されています。そのため、自分の答案スタイルが確立していない方は、答案スタイルを確立していくために本書を利用するのは効果的でしょう。

答案スタイルを確立している方にとっても、考え方の1つを学ぶことができるため、答案の質を深めることにつながることと思われます。

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