東京リーガルマインド「C-Book行政法」の特徴と評価

C-Book行政法

C-Book行政法の特徴

全面改正された行政不服審査法に対応しているなど、改正点について安心して学習することができます。また、法科大学院コア・カリキュラムと本書との対応表が載っているので、独学にて法科大学院のコア・カリキュラムに沿った学習をすすめることもできるようになっています。

さらに、各見出しごとにAA、A、Bの三段階で重要度のランクがつけられているので、どこに力を入れて学習すべきかわかりやすくなっています。重要な判例については、色分けされて記載されており見やすく、またところどころに「判例ナビ」という一口解説がついているので判例学習の指針となります。

また、項目のはじまりに「学習の指針」が記載されており、重要な部分には加えて、「問題の所在」、「考え方のすじ道」、が記載されているので司法試験、予備試験について独学で対策することも可能なようになっている。

対策別!C-Book行政法の評価は?

短答式対策において

短答式については、行政事件訴訟法や行政手続法などの条文知識も必要になります。これらの点については、本書だけでなく、条文を素読したりすることも必要になるかと思われます。また、随所に短答式の過去問がありチャレンジするようにはなっていますが、これだけでは過去問対策としては分量が足りないと思われます。そのため別途過去問集にて過去問は行う必要があるでしょう。もっとも、判例はよく紹介されているので、本書に紹介されている判例知識はそのまま短答式試験に活かせると思います。

論文式対策において

各項目のはじめに学習の指針が示されていますが、かなり淡白に記載されているだけなので、学習の参考にはなるかもしれませんが、十分な指針を示しているとは言えません。もっとも、重要箇所には引き続き問題の所在、考え方のすじ道、が示されており、こちらは理解しやすいです。論証形式で書かれているので、論文式試験で書く際のひとつのパターンとして利用することができると思われます。

また、各項目は、内容の説明から入っており、しかもかなり詳細に記載されています。そのため、本書を読むことで基本書を通読しているのと同じような効果がありそうです。もっとも、詳細に理解するためには、必要に応じて本書に加え基本書もあたりながら理解するのが試験対策としては有用だと思われます。

そして、論証の形が欲しい人向けには、巻末に論証カードがついているのでこれを利用してもいいかもしれません。本文に記載されている問題の所在などを意識しながら利用すれば試験現場での思考としては経済的かと思われます。

まとめ

本書からは、司法試験、予備試験の短答式、論文式対策として必要かつ十分な分量の情報を得ることができるでしょう。ただ、細かすぎる記載部分もあるため、説明の箇所は理解する部分、考え方のすじ道は暗記する部分、などとメリハリをつけて利用し、別途問題演習など併用すれば、独学での学習でも、行政法についてかなりのレベルまで達成することが可能になるテキストだと思われます。

あなたもレビューしませんか?

※先に「継続力」を理解する事が重要です。

難関な試験に合格する為には独学力を鍛えなくてはなりません。

司法試験の独学力.comでは、独学力を構成する「効率力」と「継続力」。特に独学で司法試験に合格する為の必須条件である「継続力」について解説しモチベーション向上を図ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。