辰巳法律研究所「Newえんしゅう本6 刑事系刑法」の特徴と評価

「Newえんしゅう本6 刑事系刑法」の特徴

受験生に人気のえんしゅう本が全面的に改訂されたものです。扱っている問題は、旧司法試験と予備試験の過去問を中心に、厳選された問題が載っています。問題文は短めのものが多いため、短時間で1問を学習することができるようになっています。

答案は、答案構成をつなげたような体裁になっており、論証の流れ、考える順番が把握しやすいようになっています。また、重要部分はカラーで文字がカラーになっているので、ポイントの把握もしやすいです。解答例の後ろには、解説がコンパクトに載っています。

「Newえんしゅう本6 刑事系刑法」の評価は?

短答式対策において

短答式の刑法では、論理の流れが問われたり、判例の理解が問われたりすることが多いかと思われます。そのため、刑法の短答式対策は、執行猶予など短答プロパーと言われる部分を除けば、論文式試験対策がそのまま短答式試験対策となるといえます。よって、本書で学習することは短答式の得点アップにもつながるものといえます。

法科大学院入試対策において

入試では、事例問題が多く出されるかと思われます。また分量もちょうど本書に掲載されているような短めのものが多いようです。そのため、本書で論点をピックアップする訓練や、論証の流れを把握しておくことは、非常に刑法対策として有用と思われます。

司法試験・予備試験対策において

刑法の分野に関していえば、司法試験でも予備試験でも同じような対策で対応できることと思います。問題を解く際には、論点を抽出できなければ論理が始まりません。本書は、短い問題文から罪責を検討する中で論点に気づくことができる思考、着目ポイントを身に着けることができるかと思われます。

特に重要な部分はカラーになっていたり、解説がついたりしているため、押さえるべき部分、力を入れる部分を間違えることなく押さえることができます。独学の場合でも、力を入れる部分を間違うことなく、学習することができるというのは、本書を利用するメリットです。

試験では、検討すべき罪責をもれなく拾うことが重要となりますが、本書は検討する論点を短時間で学習するのに役立つでしょう。もっとも、司法試験のような長文の問題に対しては、別途さまざまな事情を拾って評価するという訓練は必要かと思われます。しかし、本書は、長文問題の訓練をする際の前提となる堅固な基礎を与えてくれることと思われます。

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