法律を勉強する方必見!基本的な学習方法とは?

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さて、司法試験の勉強は「独学」が王道、とわかったところで、法律の勉強を始める際に、最も重要な点についてお話ししましょう。予備校の授業などでは、こうした本質的に重要な話がすっ飛ばされてしまい、いわゆる「論点」や「論証」などが強調されてしまっているので、はじめは何がなんだかわからなくなってしまうのです。

法律関係の学習法:基本は条文

法律の勉強において、もっとも重要な要素は条文です。なにを差し置いても条文。これにつきます。

民法だろうが、刑法だろうが、条文を知らなければ話になりませんし、知っていても使いこなせなければ話になりません。多くのテキストでは、条文の説明から開始しないことも多いので、理論が重要と思ってしまう人もいるかもしれませんが、理論は条文の背景にあるものなので、何をおいても条文が重要なのです。

では、条文には何が書いてあるのか?

条文には「要件」と「効果」が書いてある

多くの法律では、1条に目的、2条に定義が規定されているので、条文に何が書いてあるのか、ということはバラエティーに富んでいる、と思いがちです。
しかし、こうした条文はごく一部の例外で、ほとんど全ての条文には、「要件」と「効果」が書いてあるのです。

例えば、例としてみなさんの分かりやすい殺人罪について見てみましょう。

刑法199条には「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する」と書いてありますね。

ここでの「要件」は「人」を「殺した」という行為をしたことです。
そして、「効果」は「死刑又は無期若しくは5年以上の懲役」ということになります。

この条文は非常にわかりやすい例ですが、どの条文にも、刑法199条と同じように「要件」と「効果」が規定されているのです。

条文に「要件」と「効果」が書いてある理由

もちろん、先ほどの1条目的や2条定義のように要件と効果が書いていない条文もありますし、いわゆる民事訴訟法や刑事訴訟法のような手続法といわれる法律の条文では、要件と効果が書いていない条文も多いことも事実です。

ですが、何かの権利、義務などが発生するには、必ず、何らかの「要件」が必要ですし、それによる「効果」も必要ですので、法律の勉強をする際に、常に頭の中に「要件」と「効果」を入れておくことが重要です。

「要件」と「効果」は、国民が予測可能性をもって行動できるよう、また、何かの行動を起こした際の処理が明確になるように規定されている、と考えてください。法律の目的には国民の信頼やら、正義やら、難しい言葉が並べられていますが、要するに法律というのは、実社会を外から規制し、中のルールを法定するツールなのです。

司法試験では、予備試験も司法試験本試験も、論文式試験では、条文の持ち込みが可能となっています。これは、条文の内容を覚えろ、という試験ではなくて、条文を使いこなせるようになるべし、という試験であることを意味しています。法律実務家を選抜するのが司法試験ですから、実務家として条文を駆使できないと話にならないのは当然ですよね。条文を駆使するには、その条文の「要件」と「効果」を、条文を見ながら導くことができる、ということが非常に重要になるのです。

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