司法試験や法律の勉強の本質とは?独学の重要度

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司法試験は法律の試験。当然ですよね。この記事では、法律をどうやって勉強したらいいのか、ということをお話しします。

勉強の本質は「効率」と「継続」

少しだけ話は飛びますが、前提として、私が「勉強」というものの本質について持つ考えをまずお伝えします。私は、勉強における本質は「効率」と「継続」だと思っています。勉強と言わず、およそ何かを習得するときにはこのことが当てはまると考えています。スポーツしかり、プログラミングしかり。

「効率」とは、方向性を間違えないこと、そして、その方向に向かって最短で進むことを意味します。そして「継続」とは、文字通り、「効率」のよい習得プロセスを継続していくことを意味します。継続については、より深く考察すると、「監視」「競争」「危機感」「承認」の4つを担保することで、継続が可能になる、というのが私の考えです。

司法試験の勉強は「独学」が王道

さて、そうした勉強の本質を理解したら、司法試験の勉強方法について考えてみましょう。法律を初めて勉強しようとする際、どのように勉強すべきでしょう。どんな方法が思い浮かぶでしょうか。

おそらく、以下のいずれかの方法が思いつくのではないでしょうか。

  1. 本を買って独学で勉強する(独学)
  2. 予備校に行って授業に通う(通学型予備校)
  3. 予備校のオンラインやDVDの授業を受けて勉強する(通信オンライン型予備校)

これまでは多くの人が、2の法律関連の予備校に行って授業を受ける、ということを選んできました。ところが、この構図が変わりつつあります。この方法は「効率」「継続」のいずれの点からしても、不適当な方法だからです。結論から言えば、1の独学の時代が訪れている、といえます。

なぜいま、「独学」なのか?これは、2の通学型予備校の根本的問題点を考えてみると明らかになります。

通学型予備校の問題点

通学型予備校の場合、予備校の校舎に行って授業を受けるのですが、実に8割の人が途中からこなくなってしまう、ということが起きます。「継続」できないのです。例えば、最初は教室に100人いたのに、最後の授業では20人しか受けていない、ということになってしまうのです。大学受験の予備校の場合、授業の受講者が8割もいなくなってしまうということはありませんので、これは資格試験予備校に特有の現象といえます。

では、なぜ法律資格の予備校の教室からは8割も人がいなくなってしまうのか。1つは、司法試験のような資格試験の場合、受けても受けなくてもいい、ということが挙げられます。分からなくなってついていけなくなった場合には、「司法試験を受けるのを諦める」という選択肢が常に頭にあるのです。

大学受験は、どんなに授業についていけなくても、大学受験をしなければなりません(ごく一部の例外は除きます)。ところが司法試験の場合には、その強制力がないのです。「継続」に対するプレッシャーがないわけです。

もう1つは、司法試験の勉強は、いいかえれば法律の勉強は、最初、とてもむずかしくつまずきやすいからです。歴史の勉強の場合、鎌倉時代のつぎに室町時代がきた、ということに対して、「どうしてだろう?」と思う人はいませんよね。でも、法律の場合は、色々な条文が相互に絡まりあっていますから、理解するまでは何を言っているのかわからない、ということがあります。

ところが、通学型の予備校の場合、生徒がわかっていようがいまいが、先に進んでしまいます。わかっている人にとっては、スピードが遅いですし、わかっていない人にとっては、スピードが早い、ということになってしまい、個人個人の理解度に合った授業とはなっていないのです。これでは「効率」のよい学習とはいえませんよね。

こうした通学型予備校の問題点を踏まえると、「効率」のよい学習を「継続」できる勉強方法がベスト、ということになります。そして「効率」がよい、というのは自分の理解度に合った勉強をする、ということです。そして、その自分の理解度をなるべく早く高める、ということです。それを「継続」するのが司法試験合格への最短ルートです。

司法試験の勉強の大半は「独学」の時間

司法試験の合格に必要な勉強時間は、一般には、5000から10000時間と言われています。そして、通学型予備校を使おうが、通信オンライン型予備校を使おうが、授業の時間はせいぜい500〜800時間程度です。

すると、残りの4000から9000時間は、「独学」、言い換えれば「自学自習」の時間なのです。この「独学」の時間に、テキストや本を読み、問題集をとき、知識を定着させていくのです。多くの受験生が勘違いしているのは、通学型予備校の授業を受講すれば、それで法律ができるようになる、と思っていることです。

授業で単に聞いているだけでは、その内容の1割くらいしか頭に残らない、と言われています。せっかく500から800時間勉強しても、せいぜい100時間弱くらいの内容しか頭には残らない、ということなのです。であれば、はじめから「独学」する方が早いに決まっています。

もちろん、「独学」では、自分の分からない点が出てきたり、仲間がいないので寂しかったりしますが、それは勉強のメインではありません。あくまでメインは「自分でテキストを読む」そして「理解し、わからない点を浮き彫りにする」ということです。法律のテキストであれば、1時間「独学」で読めば20ページは進めることができます。ところが、授業でそのテキストを扱うとなると、1時間で10ページ程度しか進めることができません。司法試験の勉強の大半を占める「独学」「自学自習」の時間は、「テキストを読む」ということからはじめるのが一番「効率」がいいのです。

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※先に「継続力」を理解する事が重要です。

難関な試験に合格する為には独学力を鍛えなくてはなりません。

司法試験の独学力.comでは、独学力を構成する「効率力」と「継続力」。特に独学で司法試験に合格する為の必須条件である「継続力」について解説しモチベーション向上を図ります。