山本和彦他「倒産法演習ノート」の特徴と評価

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「倒産法演習ノート」の特徴

本書は、総勢7人の学者・実務家が執筆した倒産法演習書です。参加されている先生方はいずれも有名大学の教授や4大事務所のパートナーなど、第一線に立たれている方々です。

構成としては、22問の事例問題+それぞれの解説・解答+関連問題という形になっています。事例問題はいずれもかなりの長文であり、ものによっては司法試験の問題のボリュームを遥かに上回るものもあります。

設問の解説は非常に丁寧であり、大体設問3頁程度につき、解説が20~30頁弱ほど割かれているため、設問に対する大抵の疑問には十分に答えてくれるはずです。

関連問題は、設問で扱えなかった論点や最新の判例、発展的な議論などを取り上げています。レベルは基本的な論点(設問で扱えなかったから関連問題にいれたという感じ)から、最新の議論、未解決の問題まで様々です。

そのため、高レベルの問題については自主ゼミなどで人と議論しながら取り組むのが良いかと思われます。各関連問題にそれぞれ丁寧に参考文献が付されており、「何も分からなくて時間を無駄にした」ということにはならないのがありがたいところです。

「倒産法演習ノート」の評価は?

倒産法を選択したのであれば是非とも押さえておきたい参考書であるといえるでしょう。

過去問を見ても、本書の設問と類似する問題が非常に多いです(いわゆる「タネ本」と言われることもあります)。他の受験生も、多くが本書で学習したうえで司法試験に挑んでくると思われるため、他の受験生に変に差をつけられないようにするという意味でもやっておいた方が良いでしょう。

設問のレベルはいずれも高いため、ややオーバースペックに感じてしまうところもあったりしますが(特に沖野先生のパートはレベルが高いです)、考えても分からなければそのまま進んでしまっても良いかと思います。とりあえず一周して基本的な知識をしっかり定着させたうえで、分からなかったところに再度チャレンジしてみようという気概で十分です。

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