辰巳法律研究所「Newえんしゅう本7 刑事系刑訴」の特徴と評価

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「Newえんしゅう本7 刑事系刑訴」の特徴

辰巳法律研究所から出版の論文式試験向けの演習書です。従来から受験生に好評であったえんしゅう本が全面的に改訂された書籍です。本書は司法試験の受験も視野に入れたものですが、問題文自体は、司法試験よりは短いものが掲載されています。問題は、旧司法試験と予備試験の過去問を中心に厳選されたものが扱われています。

解答例は、答案構成をつなげたようなレイアウトになっており、論理の流れをつかみやすくなっています。そして、特に重要な部分は文字がカラーになっているので、独学でも力を入れるべきところを把握しながら学習をすすめることができます。

解答例の後ろには、解説がついています。解説の分量はコンパクトであるため、重要箇所をスピーディーに把握することができる思います。

「Newえんしゅう本7 刑事系刑訴」の評価は?

短答式対策において

刑事訴訟法は、予備試験の短答式で出題されます。対策としては、条文を素読したり、判例の事案と判旨を理解したりすることが有用でしょう。本書は、主に論文式試験向けであるため、短答式試験の対策としは直結するものではないと思われます。

法科大学院入試対策において

法科大学院入試のためにも、ふさわしい対策をすることができると思われます。

もっとも、司法試験でも同じですが、刑事訴訟法では、判例の事案と判旨をよく把握していることが重要です。そうであってこそ、問題文と判例の違いがわかり、どこまで判例と同じように論述すればよいのかわかるからです。よって、本書だけでなく、判例集も併用するのが良いかと思われます。

司法試験・予備試験対策において

司法試験、予備試験では立てた規範に事実を当てはめる際には、自分なりの法的評価が求められます。この評価方法は、論点を学習しているだけで身につくものではないでしょう。

そのため、解答例を読む際に事実の評価はどのようにしているのか注意して読み、自分が解答する際に使える表現があれば真似するようにすれば、本試験でもスムーズに論証を進めることができるでしょう。

また、判例の事案を参考にしたような問題が出ることが多いです。そこで、判例集の事案や判旨をよく理解していることが有用といえるでしょう。

本書1冊だけで司法試験、予備試験対策を終えようとするのは足りないと思いますが、事実の評価をよく考えながら、別途判例集も利用することで、試験で活用できる実力を身に着けることができると思われます。

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