LEC東京リーガルマインド「択一六法 憲法」の特徴と評価

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「択一六法 憲法」の特徴

憲法の全ての範囲についてコンパクトにまとめて整理されているものです。総ページ数は550ページ程ありますが、持ち運べるサイズであるため、それほど厚みは感じないかもしれません。重要な箇所については青字で書かれており重要箇所が一目でわかりやすく、独学で利用する人にもわかりやすいです。

各項目について、学説の対立のある部分は、説ごとに結論と理由がコンパクトにまとめられています。そして、ところどころに説の違いや、似ている概念について表にまとめられています。そのため、どこがどう違うのか似ているのか、比較して学習しやすい工夫がされています。

判例については、判例百選掲載のものや重判のものが多くまとめられており、特に重要なものについては、事案も紹介されています。同じテーマの判例が並べられているので、判例ごとの違いも比較して学習することができるようになっています。

本書では、司法試験や予備試験で出題された部分についてマークがついているため、特に意識して学習すべき部分がわかりメリハリのついた学習をすることにも役立ちます。

「択一六法 憲法」の評価は?

短答式対策において

書籍名が択一六法であるように、特に択一向けに編集されたものであり、短答式対策に利用するにもってこいです。短答式試験では、判例の事案や理由、結論について正確な理解、学説の対立がある部分についての理解、などが問われています。

本書では、判例も多数紹介され、重要部分やキーワードになりそうな部分は青字になっているなどするため、理解するべきところ、覚えるところとメリハリをつけた学習をすることができます。また、似た制度をまとめた図表も多く掲載されているので視覚的に記憶にとどめることに役立ちます。

ただ、掲載されている内容は、全体が網羅されているのは良いのですが、少し細かすぎると思われる部分もあるため、本書すべてを同じ力で学習するのは効率的ではありません。

よって、実際に過去問を解き、それに解答するためにはどういう知識をもっていればよいのかを理解し、まとめとして本書を利用するなど、自分なりに工夫して利用することで最も本書の利用価値が上がると思われます。

法科大学院入試対策において

法科大学院入試に際しても、短答式試験が課される場合は司法試験、予備試験受験のように対策が必要です。

もっとも、本書は、非常に細かい部分までまとめられているので、すべての項目を理解していなければ短答式試験に対応できないというわけではありません。そのため、特に重要な箇所を重点的に理解するよう努めることで対応できるのではないかと思われます。

司法試験・予備試験対策において

司法試験、予備試験では、短答式試験で基準の点数に達する必要があります。憲法は論文式試験では特に判例知識から人権が問われることも多く、その知識が短答でも問われます。多くの受験生は判例をよく学習してくるため、受験生のレベルは高いかと思われます。そのため、判例は事案や理由、結論を正確に理解している必要があります。

本書では、判例の重要箇所が紹介されているのでエッセンスをよく理解することができます。ただ、本書はまとめの本であるため、より正確に深く知るためには、別途判例集などにもあたったほうがいいのかもしれません。

また、統治分野に関しては、条文の文言や説の違いなどが知識として問われることも多いため、本書をまとめとして活用することで得点につなげることができると思われます。

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