LEC東京リーガルマインド「完全整理択一六法 商法」の特徴と評価

「完全整理択一六法 商法」の特徴

最新の法改正にも対応した会社法・商法総則、商行為・手形小切手法の3つのテーマからなっている択一用整理六法です。分量は750ページを超えるため、知識量としては、しっかりとまとめられているものといえそうです。

随所に図表が示され、条文中で重要な部分は青字になっているので、重要箇所を理解することの手助けになります。条文には趣旨や関連条文も示されており、内容の理解をしやすくなっています。

「完全整理択一六法 商法」の評価は?

短答式対策において

商法分野の択一問題の出題は、予備試験においてのみ出題されます。商法分野でも短答の対策は不可欠です。短答の合格点は決して低いものではないからです。もっとも、特に会社法の条文は膨大であり、すべての条文を同じ力で学習するというのは、効率的ではありません。

短答対策で条文素読は重要ですが、無味乾燥な学習になりがちです。本書は、重要部分が青字に色付けされていたり、過去に出題された箇所にはマークが付けられていたりするため、メリハリをつけた学習をすることができるようになっています。

法科大学院入試対策において

商法分野の論文式試験を解答する際には、条文がどこにあるのか、どう解釈すべきなのかを準備し、理解していることが有用です。そのため、過去問を解くなどの対策をする中で、条文の場所や参照関係なども把握していることが必要です。本書では、条文部分に、関連条文が書かれている部分もあるため、関連条文を意識しながら利用することができます。

司法試験・予備試験対策において

商法分野が短答で直接問われるのは、現在は予備試験のみです。予備試験での短答合格点は、決して低いものではなく、出題されるどの科目も力を抜けないものといえます。そのため、条文そのものを学習すべき部分はあります。

もっとも、条文素読などは単調になりがちです。本書は、重要部分が色付けされているため、どこが重要か意識しながら学習することができます。そして、条文を短答式試験対策で学習することは、論文式対策にもつながるので、本書での対策は論文式にも有用といえそうです。

司法試験では、短答式は出題されません。しかし、論文式試験の現場では、条文を素早く引いて答案に表す必要があります。よって、本書を利用すれば重要な条文を理解することの助けになるでしょう。もっとも、論文式の問題を解く時は、合わせて条文を引く練習をすることも必要ですので、問題と合わせて利用するのがもっとも効果的な利用法と思われます。

また、本書は一通り学習を終えた人を対象としているため、まとめ・確認として利用することで、知識の抜けを確認し、知識の補充を図ることができるものといえます。

あなたもレビューしませんか?

※先に「継続力」を理解する事が重要です。

難関な試験に合格する為には独学力を鍛えなくてはなりません。

司法試験の独学力.comでは、独学力を構成する「効率力」と「継続力」。特に独学で司法試験に合格する為の必須条件である「継続力」について解説しモチベーション向上を図ります。