「LEC民法完全整理択一六法」の特徴と評価

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LEC 民法 完全整理択一六法の特徴

各条文について、すべての条文ではありませんが、趣旨が記載されています。趣旨が記載されていることで、司法試験、予備試験の短答式でも論文式でも、考え方の基礎となります。学説の対立のあるところや、似た制度の部分については、図表が豊富に掲載されています。重要知識部分は青字になっているので押さえるべきポイントがわかりやすくなっています。

また、論文式試験で過去に問われた部分の記載や、解説中に判例百選の番号なども記載されているのでさらに詳しく学習する際の参照先として利用しやすいです。総ページ数は700ページほどの中に条文、判例、解説が含まれており、司法試験、予備試験対策として必要十分な分量があります。

LEC 民法 完全整理択一六法の評価は?

短答式対策において

短答式では、民法は一番出題問題数が多いため、民法で多くの得点を稼ぐのは効率的です。問題で似た肢を比較させるような問題が出題された場合には、正確に制度の共通点相違点を把握している必要があります。その対策として本来は、自分で制度を比較してまとめる必要がありますが、本書は随所に図表がありまとめられているので、これを利用し制度を比較して整理、暗記するのに役立ちます。このような図表は独学の学習者にも学習しやすいものといえます。

親族相続の分野はかなり細かいところもありますが、重要部分は青字で記載されているので、まずはこの青字の部分をさっと読んでいくことで確認できるようになっているのは、時間の効率的な利用につながります。図表として縁組の成立や取り消しについてまとまっているのは、直前期の確認にも便利であると思われます。

ただ、あまり出題されないとはいえ、せっかくなら遺言の方式についても表にまとめてあればよかったですが、こちらは自分でまとめておく必要があります。

論文式対策において

司法試験、予備試験の論文式試験は、民法の知識を広く問い、さまざまな制度を横断的にとらえ適用することができるかを聞かれることも多いです。そのためには民法を体系的に理解している必要があります。この訓練としては目次を利用しながら今どの部分を学んでいるのかを確認しながら学習するのが良いかと思われます。本書には目次も太字のところがあったり見やすくなっているので利用しやすいです。

そして、判例の知識も時にそのまま、あるいはアレンジして問われます。その対策としては、判例集などを読むのが効果的です。ただ、分量も多いのでこなしきれないおそれもあります。そこで本書を見ると、注釈部分に内容の解説や説明が書かれ、同時に判例もポイントが紹介されています。

この判旨を読み込み身につければ、論文式で問われた時の規範やあてはめに利用するのに非常に有用と思われます。また、判例百選の該当事件番号も記載されていますので、さらに詳しく調べたい時もすばやく調べるきっかけを与えてくれます。

まとめ

民法は短答式、論文式と非常に幅広く問われます。その対策としてはある程度の時間をかけて、効率的に条文、判例を学習する必要があります。本書は、その幅広い条文や判例の知識を重要な部分を示しながらわかりやすくまとめられているので、司法試験、予備試験の短答式対策にも論文式対策にもなるものといっても過言ではありません。

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